「おば田うどん」は、小畑裕之所長が作る手打ちうどんです。秋田名物の稲庭うどんに食感が近く、細くツヤツヤして、モチモチ感とコシがある「つるもち感」が楽しめる平打ち麺です。
小畑所長がうどんを打ち始めたのは、まだ事務所を開く前の平成18年ごろ。たまたまうどんを手打ちしてみたところうまくいき、それからのめり込みました。うどんの材料や休ませる時間配分をコツコツ研究し、「おば田うどん」が完成しました。今では週末に20〜30人分のうどんを打ち、小畑所長の家族をはじめ、事務所職員や取引先、知人などに無償で配っています。「お金を払うからもっと欲しい」とリピーターも続出中です。
おば田うどんの材料は、中力粉と塩と水だけです。シンプルな材料ですが、中力粉は日本中の卸売りから集め、食感や味を吟味した結果、「白椿」というオーストラリア産の銘柄を取り寄せています。手打ちうどんは生地を休ませる時間も重要です。うどんを打って2〜3時間生地を休ませ、また打って休ませて…を繰り返し、打ちはじめから12時間近くかけてやっと完成します。出来上がったうどんは、夏はざるうどん、冬は釜揚げうどんが人気。バターと醤油、卵、胡椒で味付けた「釜バターうどん」も、カルボナーラのようだと人気急上昇中です。「事務所の横に『おば田うどん』の店を開業したい」と語る小畑所長。夢が叶う日は、遠くないかもしれません。